言語習得プロセスについて
言語習得を効果的に進めるためには、「Intake(インテイク)」の量を増やし潜在知識の量と質を確保することが重要だとされる。
「コミュニケーションの道具として生徒が英語を使いこなせるようになる教育」を実現するためには、Input(理解)、Intake (定着)、Output(表現)のバランスのとれた授業を行うことが大切である。
学習者はまずリスニング、リーディングに関わらず様々な形で言語のインプットを受ける。受けたインプットは,注意が向けられず消えて行く部分も多いが、その中で学習者によって選択的に注意が向けられたものが インプットされた知識となり、それがインテイクされると学習者によって内在化され、潜在的知識として貯蔵される。アウトプットは潜在的知識として脳内に貯蔵された言語データの中から引き出される。
「Intake(インテイク)」は、新しい知識を「消化吸収」するようなイメージで、インプットされた言語情報を「自分のものにする」ための大切なプロセスである。このインテイクの段階では、、すでに持っている中間言語と新しいインプットとの間で比較を行い、「これで合っているかな?」と仮説を検証する作業が行われる。このプロセスを通じて、言語の情報は長期記憶に蓄えられ、必要に応じて使えるようになると考えられている。
なぜ「Intake(インテイク)」が重要なのか?
インテイクは、インプットされた情報がアウトプットに繋がるための橋渡しとなるため、非常に重要である。いくら多くの英語に触れても、それを自分の知識として内在化できなければ、実際に話したり書いたりすることは難しい。インテイクの不足は、宿題や課題の形がもっとアウトプット型のものになれば変わる。
インテイクがないとアウトプットにはつながらない!ということを肝に銘じて、インテイクのためにインプット時は書く・話す活動を加えることを意識することが大切。
~論文:–『Intakeの重要性 ─ Input, Intake, Outputの役割 ─(金子俊次)』-より抜粋~

